幼稚園の環境について考える(園庭環境マップ作り、影絵の舞台裏体験)

附属幼稚園 灰谷知子

幼稚園では、環境を通して行う教育が基本とされている。そこで、本部会においては、幼稚園の「環境」について考えるワークをいくつか行った。幼稚園の自然環境や遊具、その配置などについて考えるワークでは、実際に園庭を散策し、互いに感じたことをマップにかき入れた。子どもが過ごす環境について、思いを巡らし考えを共有する機会となった。
また、幼稚園で毎年12月の終業式で上映する影絵の舞台裏を体験するワークも行った。影絵は、本園の職員が台本から音響、背景(OHP)、そして人形まで全て作ったものを大切に引き継ぎ、代々演じてきたものである。これは、子どもたちを支える人的環境としての私達教師が創る教材の一つである。身近な教師がつくる影絵の美しい世界を子どもたちに味わって欲しいと願い、練習を重ねて演じている。本学こども園の子どもたちが鑑賞する際に、部員が同席する機会も設けた。感想を一部抜粋すると「五感をフル活用させながら能動的にみていることがよくわかった」「大人が思っている以上に、子どもは一つのことから自分の経験に重ねてよく考えている」などである。能動的に、自分の経験にひきよせて鑑賞する子どもたちの姿を共有し、このような体験の積み重ねの中にも、子どもたちの表現の世界を豊かに広げ、深める要素があることを確認できた。

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